研究事例
数学・数理科学分野と産業界・諸科学分野との連携研究事例集
研究テーマ
トポロジーと力学系の融合とその流体解析への応用
研究者名 横山 知郎 研究者所属 岐阜大学 応用物理コース 准教授キーワード トポロジー(位相幾何学),力学系,トポロジカルフローデータ解析,遷移現象,有限数学
研究内容
A:どんな諸分野・企業の、どんな問題や現象をターゲットにしたか。
流体を利用した機械に対して,流体の位相幾何学的に解析することにより,機械の効率の向上を目標とした.
B:どんな数学・数理科学をどのように使ったか。
曲面流のトポロジーを有限情報として一意に表現するために,位相幾何学と力学系と組み合わせ論を用いた.
C:どんな成果が得られたか。(あるいは、どんな成果を目指しているか。)
ある流体を用いた機械に対して,理想的な流れのトポロジーを求めて,理想の流れが近づくように機械を改良することにより,流体を利用した機械の性能を向上させた.
D:どのようなきっかけでその諸分野・企業との連携が始まったか。
共同研究者が「JSTの新技術発表会」で名刺交換をしたことにより技術相談が始まった.その後,技術相談が定期的に行われるようになった.
流れのトポロジーをCOT表現という有限情報(ラベル付き木)に変換
翼の揚抗比とCOT表現の対応