文部科学省科学技術試験研究委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム」(AIMaP: Advanced Innovation powered by Mathematics Platform, H29~R3年度)は、「数学・数理科学と諸科学・産業との協働によるイノベーション創出のための研究促進プログラム(略称:数学協働プログラム)」(中核機関:統計数理研究所, H24~28年度)で構築された研究活動のネットワーク型基盤を受け、数学・数理科学と諸科学分野・産業との協働を推進する組織的な取り組みです。九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(IMI)が幹事拠点となり、全国12の数学・数理科学機関を協力拠点としたオールジャパン体制を築いています。本事業の目的は、数学・数理科学の活用によりイノベーションにつながる可能性がある分野や業界等を中心に、産業界や諸科学分野において潜在する数学・数理科学へのニーズ(数学・数理科学を活用することで解決が期待される問題等)を積極的に発掘し、その問題の解決にふさわしい数学・数理科学研究者との協働による研究を促進する仕組みを、全国的ネットワークを活用する形で構築することです。具体的な主な活動は以下の通りです。
AIMaP事業は、数学・数理科学の研究者およびそれを応用する研究者、さらに利活用する民間の方々に広く開かれています。わが国の数学・数理科学の知を結集し、諸科学・産業界に文字通り異次元のイノベーションがもたらされることを願ってやみません。関係各位におかれましては、本事業に積極的に参画してくださり、盛り立ててくださいますよう切にお願い申し上げます。
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
代表 佐伯 修
九州大学IMIは、AIMaP幹事拠点として、12の協力拠点との連携のもと、外部有識者により構成される運営委員会を設置して活動を行っています。
大小の円は数学者とパートナーのつながり、融合、そして未来への広がりを表現しています。 球体の中に数字や記号を配置(ナビエートークス方程式左辺、リーマンゼータ関数左辺、円周率)、パートナーとの出会い【数学が取り持つ和=円】が立体的な結果に繋がること、を願います。