名古屋大学大学院多元数理科学研究科は数学・数理科学の独立研究科として1995年4月に設立され、様々な分野のスタッフが幅広い教育と研究を行ってきています。本研究科の教育の特徴として、学生の主体性を育む目的で導入された「学生プロジェクト」の実施やオープンオフィスアワーである「Cafe David」の運営などが挙げられます。さらに通常の数学の講義に加えて様々な職種からの講師が担当する社会連携講義が多数開講されており、学生の社会との繋がりを広げ、キャリアパスを充実させるために貢献しています。
こういった取り組みを可能にしているのは名古屋大学数学教室の卒業生・教職員を構成員とする名古屋大学数理科学同窓会との連携にあると言うことができるでしょう。
本研究科はAIMaPの協力拠点の一つとしてスタディグループの取り組みを続けてきています。名古屋大学数理科学同窓会から田中祐一さん(トヨタファイナンス株式会社)にコーディネイターをお願いし、本研究科の大平徹教授とタッグを組んで名古屋の特色を活かしたスタディグループを実施しています。スタディグループを新たな研究の方法として、またアドバンストなインターンシップとして社会に定着させることを目標としています。