■日時・会場
・2021年7月28日(水)~ 8月3日(火)
九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所
■研究会ウェブページ
https://sgw2021.imi.kyushu-u.ac.jp/
■参加登録:下記URLより事前にご登録が必要です
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhMPPIvHvTayOR8wM17iqgud0JTA74hzUVfv8q0Y56FXBeog/viewform
■プログラム
http://sgw2021.imi.kyushu-u.ac.jp/problems.html
■研究会の趣旨
スタディグループの原型は、産業界における数学的問題を解決すること、あるいは数学を軸にした産業界との共同研究や連携活動の種を見出し、その芽を育てることを目的に、1968年にオックスフォード大学で始まりました。現在では同様の形式により世界各国で行われています。 スタディグループでは、産業・自治体・病院などの様々な分野から問題提供者を募り、それぞれが抱える問題で数学を使えば解決に至ると期待できるものを、数学の研究者・学生に対して紹介・解説してもらい、概ね一週間の会期中、協力して解決を目指します。 提起された問題は、会期中に解けてしまうこともありますし、解決はできなかったもののその糸口が見つかり、その後、契約等を結び共同研究を推進して行くケースもしばしばあります。 もちろん、具体的な解決に結びつかないこともあります。 しかしスタディグループの大切な役割は、具体的な問題の解決のみならず、産業界と大学等の数学研究を結ぶ協働の場を提供することにあります。問題提供する企業などにとっては、大学とのコネクションを築くことで、大学の知識を活用しやすくなります。 数学研究に携わる者にとっては、実問題に接することができる貴重な体験となり、解決を目指すプロセスを異分野の方と共有することで、参加した学生やポスドクを含む若い人たちの興味・関心も広がり、キャリアパスの多様化を生むことが期待されます。
なお、今回のスタディグループは、文部科学省の卓越大学院プログラム 「マス・フォア・イノベーション卓越大学院」の 活動の一環としても実施するものです。学部生も含めた、学生の皆さんの積極的な参加を期待しています。
■提案された研究課題
・Problem1
有限責任監査法人 トーマツ 海老﨑 美由紀氏
早稲田大学 岩沢 宏和氏
あいおいニッセイ同和損害保険 渡辺 重男氏
《タイトル》激甚化する水災に対する補償スキームをどのように構築・拡大するかー保険による社会的課題の解決(仮題)
《キーワード》リスク理論、リスク移転、リスクプール
《モデレータ》長岡 大, 前原 悠究、安本 真士(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
《学生モデレータ》河面 瑛太朗, 田中 友理 (九州大学大学院数理学府)
・Problem2
九州大学大学院法学研究院 寺本 振透 氏
《タイトル》ファイアウォールの効果をモデルで検討してみる
《キーワード》social network, firewall, diffusion of information
《モデレータ》長田 翔太(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
《学生モデレータ》野田 航平, 吉瀬 流星(九州大学大学院数理学府)
■主催
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
九州大学大学院数理学府・理学部数学科・大学院数理学研究院
■共催
マス・フォア・イノベーション卓越大学院
九州大学数理・データサイエンス教育研究センター
九州大学IMI特別経費「超スマート社会のニーズに応えるソーシャルデザイン数理学の創成とイノベーションの創出」
■研究会オーガナイザー
鍛冶 静雄(九州大学IMI) / Shizuo Kaji, Chair, Kyushu University 脇 隼人(九州大学IMI) / Hayato Waki, Kyushu University