開催日時:
2017/12/6(水) 16:00-18:30
開催場所: 神戸ポートアイランド 生命科学系学会合同年次大会 第7会場
詳細リンク:
2017年度生命科学系学会合同年次大会 ワークショップ 1PW07
プログラム
採択番号: 2017A003
概要:
- 細胞内の情報伝達は、シグナル伝達因子の翻訳後修飾、分子間相互作用、局在変化、合成・分解などの多様な生化学反応を介して、時間的かつ空間的に厳密に制御されている。昨今の解析技術の進歩により、生体のシグナル伝達は活性化・不活性化による単純な一次線形的反応ではなく、正負のフィードバックや異なる経路間のクロストークなどを含む複雑な高次非線形反応であり、この多様かつ動的な反応様式こそが生命機能制御の根源的メカニズムであることが明らかにされてきた。しかしながら、生体内における情報伝達ネットワークの制御やその破綻がもたらす疾患発症機構に関しては未だ不明な点が数多く残されている。シグナル伝達に関する多様かつ膨大な情報を統合して、その本質を理解するには、従来の分子生物学的手法のみでは不可能であり、シグナル伝達を数式として捉え、モデル化を図る数理科学的手法や、オミクス解析、分子イメージング、インタラクトーム解析など、多様な先端技術の異分野連携が必須である。本ワークショップでは、先端的異分野連携を駆使したシグナル伝達研究を紹介する。