■日時:2018年9月26日(水) 15:00-17:00
■会場:
国立京都国際会館
第91回日本生化学会大会 第5会場(Room E)
■プログラム・詳細:
https://www.aeplan.co.jp/jbs2018/program.html#3S05a
https://www.aeplan.co.jp/jbs2018/pdf/program_day3.pdf
https://www.aeplan.co.jp/jbs2018/index.html
■講演者:
武川 睦寛 (東京大学)
徳永 文稔 (大阪市立大学)
井上 純一郎 (東京大学)
鈴木 貴 (大阪大学)
武田 弘資 (長崎大学)
仁科 博史 (東京医科歯科大学)
石谷 隆一郎 (東京大学)
■概要:
生体のシグナル伝達は、外部環境の変化に適応して人体の恒常性を維持する根源的生命応答システムであり、その破綻が、がん、自己免疫疾患、神経変性疾患を始めとする疾病発症の原因となる。昨今の解析技術の進歩により、生体内の情報伝達は、活性化・不活性化による単純な一次線形反応ではなく、多数の分子や要因が複雑に関与する高次非線形反応であり、この多様かつ動的な反応様式こそが生命機能制御の根源的メカニズムであることが明らかにされてきた。シグナル伝達ネットワークと生命機能の制御機構、およびその破綻がもたらす疾患発症機構を統合的に理解するには、従来の生化学的手法のみでは困難であり、数理科学、構造生物学、オミクス解析、分子イメージングなど、異分野に跨がる学際的研究手法の導入が必須である。本シンポジウムでは、シグナル伝達システムの制御メカニズムとその破綻がもたらす疾患発症機構について最新の知見を紹介するとともに、異分野連携を駆使したシグナル伝達研究の展望について議論したい。
■オーガナイザー:武川 睦寛 (東京大学)、徳永 文稔 (大阪市立大学)
■共催:
文部科学省新学術領域研究「数理解析に基づく生体シグナル伝達システムの統合的理解
文部科学省委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム(AIMaP)」