本スタディグループは,産業界における課題の数学的解決や数学を軸にした産業界との共同研究や連携を発展させることを目指します.
活動内容は,初日の12月10日(月)に,産業界からアカデミアの研究者に対して産業現場からの未解決の数学的問題について紹介・解説があり,
興味を持った聴衆が,12月10日午後からの会期中,当該問題の提出者と協力し,数理的な解決のために具体的な作業を行います.
12月14日(金)に最終報告会を行い,当該課題に関連した産学連携の今後の発展を図ります.
また,スタディグループに参加し,産業界・異分野連携の実践に携わってもらうことにより,大学院生や若手のポスドクの人材育成を図ることも目的とします.
スポーツの芸術的パフォーマンスの定量評価は、公平性・評価者の人的資源の確保・競技レベルの向上の観点から論議が活性化しています。 特に日本では義務教育の体育において、現代のダンス表現(hip-hopダンス)が追加され、身体的芸術表現の向上の観点で期待が高まっています。 一方教育現場では、指導者にとってダンス技術の理解習得、従来手法と異なる評価方法・評点決定の不明瞭さによる教育者への負担が社会問題となっています。 エイベックス株式会社とアビームコンサルティング株式会社ではパターン認識や回帰的なアプローチでダンスの定量的評価にチャレンジしてきました。 先行の取り組みでは、ダンス技術の正確さは評価できるようになりましたが、ダンス技術の枠では捉えれない「キレ」や「グルーブ」など感覚的な動きの質は捉えられていません。 そこで本SGWでは、現代ダンスにおける、技術に依存しない感覚的に評価されてきた動きの質について数理的アプローチで考察していきます。
⇒エイベックス株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000002323.html
シャフトの熱処理後の歪をとる歪取機において、プレスの停止精度向上はシステム全体の性能向上には不可欠です。 今回は、従来の比例制御、昨年提案いただいた手法を用いた結果、弊社で改良したやり方をもとにさらなる向上策を議論し、プレス制御方法に関わらず有用な方法を見出すことが目標です。
船が波の中を安全に航行できるかを評価するために、実験水槽で発生させた波に対する模型船の運動応答の計測が行われる。 このような実験を実施するための施設として、私たちは、全周に382台の造波機を備える実海域再現水槽(80m×40m×4.5m)を有する。 模型実験で基本となる波は一方向に単一周期・一様振幅で進行する規則波であり、382台の造波機を動揺させることで、水槽内に発生する。 しかし、現在の造波機制御方法では、波の回折などの影響により、空間的に均一な波浪場を得ることが難しい。 そこで、実海域再現水槽における造波を模擬する数値造波水槽の構築を通して、空間均一な規則波を発生する造波機の最適制御法を求めることを課題とする。
日時 | 2018年12月10日(月) 10:00-12:00 |
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場所 | 東京大学大学院数理科学研究科棟002号室 |
日時 | 2018年12月10日(月) 18:00- |
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場所 | 東京大学駒場キャンパス 生協食堂2F |
日時 | 2018年12月14日(金) 14:00-17:00 |
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場所 | 東京大学大学院数理科学研究科棟002号室 |