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Study Group Workshop 2019(東大数理)

2019年7月29日 @ 10:00 - 2019年7月30日 @ 17:00

Study Group Workshop 2019

■日時・会場
・2019年7月24日(水)~27日(土)
 九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所
・2019年7月29日(月)~30日(火)
 東京大学 大学院数理科学研究科

■研究会ウェブページ
http://sgw2019.imi.kyushu-u.ac.jp/

■プログラム
http://sgw2019.imi.kyushu-u.ac.jp/problems.html

■研究会の趣旨
スタディ・グループは、産業界における数学的問題を解決すること、あるいは数学を軸にした産業界との共同研究や連携活動の種を見出し、その芽を育てることを目的に、1968年にオックスフォード大学で始まりました。活動内容は、産業界などの異分野から、予め設定されたテーマ・領域などを中心に、個々が抱える未解決の数学的問題(数学を使えば解決に至ると期待できる課題など)を数学研究者に対して紹介・解説し、それに興味を持った聴衆のなかの研究者が、概ね一週間の会期中、当該問題の提出者と協力し、ときにはその正しい数学的定式化も含め、解決を目指すというものです。提起された問題は、会期中に解けてしまうこともあります。また、解決はできなかったもののその糸口が見つかり、その後、契約等を結び共同研究を推進して行くケースもしばしばです。もちろん、具体的な解決に結びつかないこともあります。が、それは失敗ではありません。事実その場合でも、数学研究に携わる者にとっては、産業や異分野の問題に接することができる貴重な体験となります。一方、問題を提起してくださる側にも、問題が数学的に明確にできるという点でメリットが あるとされています。 さらに、解決を目指すプロセスに身を置くことを通じて、参加した大学院生やポスドクを含む若い人たちの興味・関心も広がり、キャリアパスの多様化を生むなどさまざまな効果が期待できます。 最初の開催以来 40年余を経過した現在、これまでに開かれた国際的なスタディ・グループは、少なくとも70余を数えます。最近では、欧米やオーストラリアなどを中心に、開催数は増加傾向にあります。実際、長期の研究インターンシップとあわせ、スタディ・グループの活動は、産業界と大学等の数学研究の協働の場、あるいは協働を促す二本の柱であるという見方が定着しつつあることも、その大きな理由です。(以上、グローバルCOE MI Lecture Note Vol. 31 より)

■提案された研究課題
・Problem1
 糸島市役所 中村 勇喜 氏・西 正文 氏・渡辺 浩一 氏・野田 純子 氏
《タイトル》糸島市の地域・行政課題を、“数学”で解決する
《キーワード》多変量解析、可視化、地域社会、EBPM
《モデレータ》溝口佳寛、廣瀬雅代(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
《学生モデレータ》有賀光佑、沖永悠一(九州大学大学院数理学府)

・Problem2
 株式会社ABEJA 大垣 翔 氏
《タイトル》機械学習およびデータサイエンスにおける課題への数学的アプローチ
       (1)グラフ構造の埋め込み
       (2)来店者動線データの解析
       (3)エッジデバイス内モデルの暗号化
《キーワード》(1)グラフ構造、グラフ埋め込み、距離空間、リーマン多様体
       (2)動線解析、クラスタリング、データ可視化
       (3)暗号、エッジデバイス、学習済みモデル
《モデレータ》藤澤克樹、鍛冶静雄、池松泰彦(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
《学生モデレータ》秦希望、田中智、袁ヤ、中邑聡史(九州大学大学院数理学府)

・Problem3
 株式会社デンソー 安部井 淳 氏
《タイトル》低温から高温へ熱は伝わるのか?
《キーワード》熱力学第2法則、エントロピー、熱伝導、熱伝達、輻射、スイッチ力学系(微分方程式、ランダムウォークなど)、マクスウェルの悪魔
《モデレータ》福本康秀(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)、松江要(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所/ カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所)、和田啓吾(九州大学持続的共進化地域創生拠点)
《学生モデレータ》佐藤真子(九州大学大学院数理学府)

・Problem4
 株式会社 豊田中央研究所 山中 玄太郎 氏、松森 唯益 氏
《タイトル》偏微分方程式近似解法の探索
《キーワード》偏微分方程式,境界値問題,連続体力学,数値解析
《モデレータ》田上大助、可香谷隆(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
《学生モデレータ》駒田洸一(東北大学大学院理学研究科)

・Problem5
 東京大学大学院数理科学研究科 中川 淳一 氏
(社会連携講座「データサイエンスにおける数学イノベーション」講座代表 特任教授)
 ※こちらの課題は課題提供者のスケジュールの都合上、下記の日程にて開催します。
  (場所は3日間ともウエスト1号館C棟512号中講義室です)
7月25日(木)10:00~17:00 W1-C512 課題紹介、その後討論
7月26日(金)10:00~17:00 W1-C512 討論
7月27日(土)10:00~15:00 W1-C512 討論
7月29日(月)~30日(火)東京大学での日程に変更はありません

《タイトル》結晶と準結晶を動機付けとする数学の問題
《キーワード》結晶、準結晶、群論、結晶群、グロース、デロン集合、モデル集合、不変量、結晶群の拡大解釈
《モデレータ》富安亮子(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
《学生モデレータ》TBA

■主催
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
九州大学大学院数理学府・理学部数学科・大学院数理学研究院
東京大学大学院数理科学研究科・理学部数学科

■共催
文部科学省科学技術試験研究委託事業「数学アドバンストイノベーションプラットフォーム(AIMaP)」
九州大学数理・データサイエンス教育研究センター
九州大学リーディングプログラム「キーテクノロジーを牽引する数学博士養成プログラム」
九州大学IMI特別経費「超スマート社会のニーズに応えるソーシャルデザイン数理学の創成とイノベーションの創出」
日本学術振興会「日中韓フォーサイト事業(東京大学)」
東京大学「数物フロンティア・リーディング大学院」

■研究会オーガナイザー
福本康秀(九州大学IMI) / Yasuhide Fukumoto, Chair, Kyushu University
阿部拓郎(九州大学IMI) / Takuro Abe, Chair, Kyushu University
山本昌宏(東京大学)  / Masahiro Yamamoto, The University of Tokyo

■企画番号:2019A003

詳細

開始:
2019年7月29日 @ 10:00
終了:
2019年7月30日 @ 17:00
イベントカテゴリー:
,
サイト:
http://sgw2019.imi.kyushu-u.ac.jp/

会場

東京大学大学院数理科学研究科
東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学大学院数理科学研究科 + Google マップ